ローンは年収が低いとやっぱり審査には不利?対策を教えて!
僕は大学卒業後も就職がなかなか決まらず、結局派遣社員をしています。そのため年齢に比べると年収が低いのがいつも何かと気になります。
ところで最近新しい部屋に引越してから出費がかさみ、カードローンも考えているのですが、やはり気になるのが年収のこと。これが原因で審査に落ちたらと思うとなかなか踏み切れません。何か対策を立てることはできませんか?
何よりも正直で行き届いた申告が最善策です!
どのカードローンなどの審査でも、必ず年収についての申告が必要になりますね。借入希望額によっては、年収を証明する書類も必要になります。お金を借りることにおいて、その人の年収は非常に大きな意味を持っていることが分かりますね。ただしこれは、何も年収が低い人にはお金を貸せないといった意味合いでそうなっている訳ではありませんよ。
ご存知のように、消費者金融やクレジットカードには総量規制という制度があります。この法規制は、その人の年収の三分の一以上は貸せないというものです。この法律を守ろうと思えば、絶対にその人の年収を把握しておく必要があります。つまり年収の申告は、業者が法律通りの営業をするためにどうしても必要なことでもあるんです。
もちろん年収が低ければそれだけ借入可能額が低くなるのも事実なのですが、これだけで審査に落ちてしまうということはありません。限度額を上げることは、審査に通って利用が始まってから、地道に返済実績を重ねることで可能になってきますよ。沢山借りたいのであれば、低い限度額であってもとにもかくにも審査に通ることが先決なんです。
そして審査に通るためには、正直で行き届いた申告が最善だと言えます。例えば自分の年収を実際よりも多く申告すれば、増額や更新の際に年収証明書の提出を求められた場合、嘘がバレてしまう恐れがあります。業者にとっては実際よりも多くのお金を貸してしまえば法律違反を犯すことにもなりかねませんから、厳しい対処に出られても決して文句は言えません。
審査において重要なのは、年収よりもむしろ勤続年数だと言われています。年収について小細工するくらいなら、勤続年数について正確に申告する方がよっぽどマシだと言えます。今の勤務先に勤め始めたのが何年何月だったのか、うろ覚えで適当に書いてしまって実際より少なく申告してしまってはそれこそもったいないですよ!正確な書類などを揃えた上で、きちんと申告できるようにしましょう。
銀行のローンなら年収の総量規制はかからない
キャッシングローンでお金を借りるのは、手軽に資金を手にできる方法として、一般的です。しかしその時に問題になってくるのが貸金業法で定められている総量規制です。
総量規制とは、借入額が年収の3分の1を超えると、新たに借りることができないというものです。これは貸金業法で規制されている業者に適用されます。信販会社からの借り入れはもちろんのこと、クレジットカードに付帯しているキャッシングでもこの規制に入ってきます。多くの資金を必要とする場合や、他の業者からすでに借り入れがある場合、面倒なことになるわけです。
借り入れが多くても、きちんと返済している人にとっては、理不尽とも思えるものですが、破綻者を減らすために考えられたものですから、仕方ないこととも言えます。しかし、この規制はあくまでも貸金業法によるものなので、銀行は対象外です。これまでしっかり返済している人であれば、借り入れる方法はあるのです。具体的には銀行が直接おこなっているキャッシングに申し込むことです。都市銀行や地方銀行にとって、個人向けローンは利息が高いことから、利益率の高い商品と捉えていて、個人への貸し出しを強化しています。その割りには、利息の設定は、信販会社と比較しても低いところが多いので、借りる側とするとありがたい存在です。
中でも、ネット専業の銀行は、狙い目とも言えます。店頭に出向く必要がありませんから、パソコンやスマートフォンからだけで、すべての申し込み処理を終わらせることができます。競争が激しくなっていることから、新規の客であれば、銀行サイドからみてもありがたい存在ですから、審査が通ることは大いに期待できます。銀行のローンの特徴と言えば金利の低さだけでなく、限度額が大きいこともあります。生活資金としてだけでなく、新たな事業を興すことや、これまでの借金を一つにまとめるという選択肢もあり得ます。とにかく借りられさえすれば、未来につながると言えるのです。